midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「阿吽」を読む。

読み始めはやたらと大ゴマで激しい表現やドラマチックな話の展開が多くて、正直読みづらさを感じたけど本書がのテンションを理解できたら楽しめるようになった。ちょっと坂本眞一みがあるかも。

中盤以降は、最澄空海の修行から当時の日本の仏教の需要のされ方とか国際的な唐の描写なんかから歴史を楽しむ余地が出てきてすんなり読めるようになり、仏教徒同士で阿頼耶識と言った精神世界に潜ってバトルするみたいな描写も楽しめることができるようになった。仏教用語もたくさん出てきて学びになる。