midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「実践Redis入門」を読む。

redis自体は担当しているサービスでsidekiqのメッセージング用とか排他制御などの役割で使っているけど、いまいちどんなデータを扱えてどんな用途で使えるのかなどの整理が出来ないままだったので読んでみた。

タイトル通り実践的で、開発レベルでも運用管理レベルでも多少なりとも触ったことのある人じゃないと読むのは厳しいレベル。後半のAppendixとかRedis自体の構造を紹介する章などはOSSとしてのRedisの開発をやってみたいというような上級者向けという感じだった。自分の場合はどちらかというとAWSのElastiCacheの運用管理がメインで、かなりシンプルな構成なのでクラスター組んだ場合のシャードやレプリケーションの仕組みとか、こんな構成もやろうと思えばできるんだ、みたいな学びがあった。また、基本的なメトリクスの監視はしているもののメトリクス自体の取捨選択を検討したことがなかったので、監視設計の参考にもなった。

本書で紹介されていたユニークユーザの集計とかリアルタイムランキングとかは結構いろんなサービスで使われるようだが、座標情報を簡単に扱えるのも初めて知った。ブラウザから取得したIPアドレスとか座標を元に簡単に近隣のスポットを提案するみたいなサービス作れたら面白そう。