「音楽業界の動向とカラクリがよくわかる本」を読む。
結構前に読んだ山口氏の最新の本。業界の動きは激しいけど、本書を読んでもほとんどの解説に「ですよねー」と納得できたのは結構動きについて来れてるからなのかもしれない。音楽をリスナーとして楽しむだけでなく、なんだかんだミュージシャンや音楽業界人の情報はそれなりに追ってるからとも言えるが、ポップミュージックの現場の変化と現状をざっくりとした概要を把握できるという内容なので実際に音楽関係で食っていこうという人には、もっと実務的で詳細な学習が必要だよなとも思った。
後半は実際に音楽にまつわる様々な事業をやったりプレイヤーでもある人たちへのインタビューとなっていて、面白い試みをやってるなぁという人も数人チェックできたのはよかった。やはり、自分と同世代くらいの人が今はそれほど大きな影響力がなくても社会を動かす原動力になってるんだなと感心。