midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「三体」を読む。

やっと完結。ここまでの物語は長かったけど、最後の方は読むの止まらなくなくなった。twitterでの感想検索してて共感したのが、「自分の生涯で一番遠くまで行って帰ってきた小説」という感じのもの。今年、フィクションでこれを越す衝撃を受けることあるかなという位の衝撃で読後3時間くらい頭がクラクラして現実の生活に戻るのが大変だった。

ⅠやⅡよりも更にハードSFという感じで、著者には元々書きたかったのがこのⅢっぽい話だったらしい。思い返してみるとあんなに手に汗握る攻防を読んできたⅠやⅡがちっぽけに思える位壮大な物語。そして、読み直せば発見がたくさんありそうなので改めて最初から読み直したいと思えてきている。

個人的には、Ⅲから随所に挟み込まれる「時の外の過去」という人類について考察したメモみたいな文章が「どの時間軸から誰がまとめたんだろう?」みたいに思ってたんだが、最後に分かって衝撃受けた。そして、この文章が「誰か」の意思によって抜粋されているという事実がまたメタ的にある事実を証明していて鳥肌立ちそうになった。

アニメとか映画化も予定されているみたいで予告とかも観れるのだが、早く映像で観てみたいなと思う。