midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

 「王様達のヴァイキング」を読む。

王様達のヴァイキング(1) (ビッグコミックス)

王様達のヴァイキング(1) (ビッグコミックス)

 

 転職活動してく中で何となくエンジニア的なマンガや映画ってないかなーと思って探してる中で見つけたもの。16巻まで読んだ。面白い。天才的なハッカーと天才的な投資家による社会に対する挑戦を描いた物語。基本、クラッキングやセキュリティに関する話が多い。

指摘を受けてる通り、Appleスティーブ・ジョブズとウォズの関係性をちょっと類推させる。社交性がないがエンジニアリング能力に優れたプログラマーと、口が上手くて詐欺師っぽい投資家のコンビという。コミックス巻末には物語中に出てきた技術用語や開発言語の解説やクラッキングの手法の紹介もあったりして、エンジニア的にも楽しめる。話がどんどん壮大になっていき、国家間の陰謀やサイバーテロ等を警察や公安と協力体制を組みながらたちどころに解決していく主人公たち、というのは多少荒唐無稽に思える描写もあるが、物語のドライブ感という意味では悪くない。だけど、個人的にはもっと数話完結型にして色んな攻撃手法とそれに対する防御法を描くような身近な話を読んでみたいなぁと思ったりする。日常としてのサイバー攻撃というか。作中の最強クラスのクラッカーたちが仲間(?)になりつつあるドラゴンボール的な展開を見せつつあるので、ちょっとベクトル変えてそんな感じにしてみてはどうだろうか、と。