midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「ヘイトフル・エイト」を観る。

ちょっと期待が高すぎたけど、面白かった。南北戦争後のアメリカのワイオミングの雪山を舞台に、吹雪でロッジに閉じ込められた8人の訳アリ男女が騙し合いをするというお話。監督はタランティーノで、サミュエル・L・ジャクソンとかティム・ロスとかゆかりのある俳優陣が癖のあるキャラを演じる。音楽はエンリオ・モリコーネが担当しており、タイトルのフォントとか章ごとのタイトル構成だったり、ファッションとか「往年の映画」っぽい作りが良い。けど、タランティーノらしくスプラッタなグロ描写あり。

3時間の上映時間はちょっと長い。特に序盤は冗長に感じる。中盤に大きな事件は起こって、後はその種明し的な展開になるんだけど、正直そんなに凝った仕掛けでもないのであっと驚くようなビックリ感はなかった。とは言え飽き飽きするようなレベルでもないので楽しいっちゃ楽しいんだけど、すっきり2時間位で編集できそうな気がする。個人的には、現代にもその影響を引きずってる南北戦争アメリカ人の関係性が少し理解できた気がして学びになった。いまだに南軍旗を家につけてる人がいるとかね。